毎年クリスマスになると、世界中の子供たちにプレゼントをくれるサンタクロース。
クリスマスイヴの夜は、プレゼントを積んだソリをトナカイに引かせ、世界中の夜空を飛び回っているといいます。
ところで、サンタクロースを実際に見たことがありますか?
お友達の中には「サンタクロースなんていないよ」と言って疑っている人もいると思います。
それもそのはず、「サンタクロースに会ったことがある」という人はなかなかいませんから。
みんなが知っているサンタクロースですが、その正体は謎に包まれているのです。
サンタクロースは本当にいるのでしょうか?
そして、いるとしたらどんな人物で、どこに住んでいるのでしょうか?
サンタクロースは本当にいるの?
「サンタクロースは本当にいるの?」
きっと誰もが疑問に思ったことがあるでしょう。
実は、100年以上も前のアメリカ・ニューヨークで、同じ疑問を持った8歳の女の子がある行動を起こしました。
女の子の名前はバージニア。
バージニアは、「サンタクロースは本当にいるの?」という質問を書いたお手紙を、ニューヨーク・サン新聞社に出したのです。
ニューヨーク・サン新聞社から、どんな答えが返ってきたのでしょうか?
その答えは、1897年9月21日の「ミューヨーク・サン新聞社の社説に掲載されました。)
そこにはこうつづられていました。(少しだけ抜粋してご紹介します。)
そうです、バージニア。
サンタクロースがいるというのは決してうそではありません。
この世の中に、愛や、人への思いやりや、まごころがあるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。
引用元:サンタクロースっているんでしょうか?(偕成社)
この世界でいちばんたしかなこと、それは、子どもの目にも、おとなの目にも、見えないものなのですから
引用元:サンタクロースっているんでしょうか?(偕成社)
バージニアの質問に答えるために、この社説を書いたのは、ニューヨーク・サン新聞社の記者の、フランシス・P・チャーチさんです。
チャーチさんは、「サンタクロースって本当にいるの?」という質問をしてくれたバージニアに対し「こんなに大切な質問をしてくれるほど私たちを信頼してくださったことを記者いちどううれしく思います。」と前置きをした上で、さっき紹介した通り、社説で答えてくれたのです。
そして、最後にこう書かれていました。
サンタクロースがいない、ですって?
とんでもない!うれしいことにサンタクロースはちゃんといます。
それどころか死なないでしょう。
引用元:サンタクロースっているんでしょうか?(偕成社)
このように、1897年のニューヨーク・サン新聞社の社説には、「サンタクロースは、誰も見たことがなくてもちゃんといる」とはっきりと書かれていました。
サンタクロースの正体や住んでる場所(国)は?
さて、サンタクロースの正体や住んでいる場所(国)はどこなのでしょうか?
サンタクロースの正体
サンタクロースの名前を知っていても、実際にサンタクロースにあったという人はなかなかいないのかもしれません。
実は、サンタクロースの正体は、はっきりわかっていないようなのです。
しかし、わたしたちがサンタクロースを思い浮かべる時、決まって赤い服に大きなおなか、真っ白いヒゲのおじいさんです。
世界中の人たちが見たこともないサンタクロースをこんなふうに思い浮かべることも不思議だと思いませんか?
サンタクロースが住んでる場所(国)は?
現在、サンタクロースはフィンランドに住んでいると言われています。
なぜフィンランドに住んでいるかというと、1925年に引っ越して来たといわれているようなのです。
それまでは、サンタクロースは北極に住んでいるという説がアメリカを中心に伝わっていましたが、だんだんと北極圏のあるフィンランドのラップランドが故郷であるといわれ、1925年にフィンランドの新聞社が
と発表しました。
これがジョークなのかどうかわかりませんが、さらに1927年に、フィンランド国営放送局によって
と発表されたのです。
サンタクロースは、フィンランドのコルヴァトゥントゥリの町で、トントゥといわれる妖精たちと暮らしているようですよ!
こちらがコルヴァトゥントゥリの町の様子です。
サンタクロースの家もあるようですね。
サンタクロースの追跡アプリを紹介!
サンタクロースは、12月24日になるとトナカイの引いたソリに乗って世界中の空をかけめぐります。
そんなサンタクロースを追跡するアプリがあるのです。
それは、『NORAD Trakcs Santa』というアプリです。
『NORAD Trakcs Santa』は、クリスマスイヴの夜に世界中の子どもたちにプレゼントを届けるサンタクロースを追跡するというプログラムで、北アメリカ航空宇宙防衛部(NORAD)により、1955年から実施されています。
wikipediaによると、NORADの起源は「1948年12月24日の早朝、アメリカ空軍が、北への早期警戒レーダー網」が、180度に向かう14000フィート(4300 m)で8匹のトナカイを動力源とする正体不明のソリを検出した」ことで、その後追跡が始まったようです。
『NORAD Tracks Santa』アプリを開けば、サンタクロースがどの国の上空にいるのかわかリますよ!
↓アプリはこちらからダウンロードできます。
【Android】
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.norad.santa&pcampaignid=web_share
【IOS】
まとめ
サンタクロースは本当にいるの?
その答えは100年以上も前の新聞社の社説にあったようです。
今年もサンタクロースは大いそがしでしょう。
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